テレワークでVPNが遅い!重い!その解決策を紹介

コロナ禍を契機に、多くの企業でテレワークが普及しました。その結果、場所や時間を問わない働き方のメリットを実感する方も多いでしょう。しかしながら、デメリットも多くありました。その1つとして、VPNを使用していると、通信速度が遅くなってしまい、スムーズに業務ができないというものが挙げられます。今回は、VPNを利用時に、通信速度が遅くなる原因とその対処法について解説します。

VPNの仕組みについて、VPNのセキュリティリスクについては、こちらの記事をご覧ください。
「VPNの仕組みについてゼロから解説」
「VPNのセキュリティリスクとは?」

VPNの通信速度が遅くなる原因

VPNの通信速度が低下する主な原因として、以下の3つが挙げられます。

同じ回線を使用する人が多い

VPNは、同じ回線を利用するユーザーが増えると通信量が増加し、帯域が圧迫されるため速度が低下します。特に、社内で多くの社員が同時にVPNを利用すると、安定した通信が困難になることがあります。

特定のウェブサイトにアクセスが集中している

多くのユーザーが同じサイトにアクセスすると、サーバーの負荷が高まり通信速度が低下します。特に、大量のデータを送受信するクラウドサービスの利用が多い場合、この影響が顕著になります。

MTU(最大転送単位)の設定が適切でない

MTU(Maximum Transmission Unit)とは、一度に送信できるデータの最大サイズを指します。VPNのMTUが適切に設定されていないと、データが分割されて送信されるため、通信速度の低下につながります

VPNに関する課題については、こちらの記事をご覧ください。
「VPNとは?〜概要や仕組み、メリットなどをわかりやすく解説〜」

VPNの帯域が圧迫される原因

VPNの通信が遅くなる主な理由として、ネットワークの帯域圧迫が挙げられます。帯域の圧迫は、以下の3つのポイントで発生する可能性があります。(図1)

VPNの経路

ユーザー側の帯域が圧迫されている

マンションやオフィスなどで複数人が同じネットワークを使用している場合、個々の通信速度が遅くなることがあります。

サービス提供側の帯域が圧迫されている

アクセスが集中し、サービス提供側のサーバーが想定以上の負荷を受けている場合、通信速度が低下します。 

VPNの帯域が圧迫されている

VPNの経路自体に制限がある場合、通信がスムーズに行われず遅延が発生します。特に、VPN経由でオンライン会議を行うと、データの送受信が増加し、帯域を圧迫する要因になります。

オンライン会議とVPNの帯域圧迫

テレワークの普及に伴い、オンライン会議ツール(Zoom、Microsoft Teams、Google Meetなど)の利用が増加しました。VPN経由でこれらのツールを使用すると、通常の2倍の帯域を消費する場合があります。

例えば、オンライン会議で動画を共有する際、以下のようなデータの流れが発生します。(図2)

VPNの帯域圧迫図

①手元のPCから動画データを遠隔PCへ送信
②遠隔PCからオンライン会議サービスへ送信
③会議サービスから遠隔PCへデータを送信
④遠隔PCから手元のPCへ再送信

このように、同じデータが複数回行き来するため、VPN回線の帯域が圧迫されるのです。

VPNの通信速度を改善する方法

VPNによる帯域圧迫を解消し、快適なテレワーク環境を実現するための解決策を紹介します。 

VPNの帯域を拡大する

VPNの回線帯域を増強することで、一時的に通信速度の改善が見込めます。しかし、設備投資や回線利用料のコストがかかるため、長期的な解決策としては慎重に検討する必要があります。 

リモートアクセスサービスを導入する

VPNの代替手段として、ZTNA(Zero Trust Network Access)などのリモートアクセスサービスの導入が有効です。ZTNAは、VPNよりも柔軟な通信経路を確保し、高速かつセキュアなアクセスを提供します。 

より具体的に、リモートアクセスサービスを比較する場合は、以下の記事をご覧ください。
リモートアクセスサービス比較【VPN・DaaS・ZTNA】

まとめ

本記事では、VPNの通信速度が遅くなる原因とその対策について解説しました。VPNの利用を続ける場合は、帯域の拡張やMTUの調整が必要ですが、根本的な解決策としてZTNAなどのリモートアクセスサービスへの移行を検討するのも一つの方法です。 

かもめエンジニアリングでは、ZTNAを活用したゼロトラスト接続サービス「KeygatewayC1」を提供しています。VPNの通信速度に課題を感じている方は、ぜひ下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。 

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